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R:ラブデビゲ

第5章 熱と緩流

私は、悪魔姿のデビの頭をペチンと叩く!!



「痛って――――!!」



デビの力が緩む――――…と、


空中で固められていた男子生徒が…噎せながら、床に落ちた!!




「ゴホ!ゴ…ホ!はぁ…はぁ…」




私は、男子生徒に駆け寄り…背中を擦る…




「…大丈夫…?」




「ゴホ…ゴホ――――…

悪魔…が………いる…」



男子生徒は、顔を上げ―――…


デビを見上げる―――――…





「あ…ごめんなさい、直ぐに記憶を消すから!!怖くないから?!」




私は、男子生徒を落ち着かせようと必死だった―――…が、





「やっぱり!!いたんだ!悪魔!!

何故――――…俺には現れてくれなかったんですか!?」






男子生徒は、すがるような瞳でデビを見ていた――――…





「はぁ?
……崇拝主か?コノヤロー」




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