
R:ラブデビゲ
第5章 熱と緩流
「モテモテって―――…」
デビは、呆れた顔で指をパチンとならす…
すると―――…
図書委員の彼の制服から…生徒手帳がスッ――っと飛び出しデビの手に収まった――――…
「お〜〜〜〜!悪魔っぽい!」
彼は、デビをアイドルやヒーローを見る感覚で目をキラキラさせながら見ている…
「え〜っと…長内 康平(ナガウチ・コウヘイ)
一年……
マジか!?
麻実と同じクラスの男子だぞ!」
「え!?ウソ―――!!」
私は、デビの見ていた生徒手帳を覗きこむ!!
「ほ…ホントだ―――…」
「はぁ…僕……目立ちませんし」
長内君…ごめん――――…
気がつかなかった…
目立たないにも…ほどがあるよ〜〜〜〜…
