R:ラブデビゲ
第7章 誘惑と衝動
俺達は、スタバによって…雑談して――――…
別れる…
俺は、ふと――――――…
パンやケーキのショーケースに視線をやる…
「麻実のやつ…スタバのシナモンロール好きだったよなぁ…
たまには買って帰るか…」
俺は、ショーケースのシナモンロールをテイクアウトし、家に向かう――――…
すると―――――――…
向こうから…
いつも麻実と一緒にいる…リナちゃんが男と歩いていた―――――…
「あ!修汰さん!ちょうどよかった!今、帰りですか?」
リナちゃんは、頭を下げる…
と…リナちゃんの後ろにサササっと隠れる…背の低い華奢な男子…気になるのだが…
「リナちゃん、こんにちは…
つ〜か、彼氏?な…訳ないか〜〜〜〜〜?」
「彼氏ですが…何か?」
―――――――――…嘘!!
「あ…初めまして…長内といいます―――――…スミマセン…」
「うゎ!ごめん!悪気はなかった!
そっか〜リナちゃん…彼氏出来たんだ〜!
長内君、リナちゃんと仲良くな!
で、麻実のヤツは気を使って別行動か?」
すると…リナちゃんが…麻実の鞄を俺に渡すと……
「あ…いや、麻実…今日は早退したから―――――…これ鞄!渡してもらっていいですか?
後、明日学校で…って…伝えてください…」