R:ラブデビゲ
第9章 好きと憧れ
「悪魔は、どんな異常恋愛も、異常交尾も賛成だから…軽蔑は、しないが…麻実は…大丈夫か?」
「ぁ…うん…正直…ビックリしたけど――――…逆に納得したかな…
小笠原先輩が綺麗なのは…
生徒会長に愛されてたから?なのかな?って…」
私は、デビの不器用な慰め方に…口元が緩んだ…
「――…デビ、ありがとう…
慰めてくれて…気づかってくれて…」
「はぁ?何で俺様が!麻実を慰めるんだよ!!
俺様は、あの小笠原がホモヤローってのに、うけてんだよ!!同性愛つ〜のは、神の理念に反した行為だからな!悪魔の諸行だ!ざまぁみろ」
私は、デビの手の甲をつねった!!
「痛ってえ!!」
「デビのバカ―――…」
でも…
何か…
モヤモヤした感じがあって…
それは…
私の気持ちの問題なのか…
こんなにも…あっさり受け入れてしまった自分の恋愛感覚のズレ?に…
違和感があった――――…
あんなに…好きだったのに…
もし…
覗き見た相手が―――――…
デビだったら―――――…?
――――――――…ズキン…
あれ?
鈍く……痛い……かも――…
?私は―――――――…
おかしい…