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R:ラブデビゲ

第9章 好きと憧れ

「――――…麻実…行こう」



私は…デビの冷たい瞳に…


不安が倍増していた―――…



リナちゃんと長内君に背中を押されながら…教室に向かうと――――――…



案の定…先輩達の話題で持ちきりだった――――…




「見た?」

「見た!見た!あれ、本物?だとしたら…キモイ!」

「いやいや…あれは…ないでしょ?マジでキモイ」


「ホモやろーだったのかよ!裏切られた」


「男を誘惑する目…してた!!」

「やめちまえ!」


「消えろ!」


「私、天文部辞める〜!」

「不潔…」




私は――――――――…


耳を塞ぎたくなり…


教室を出た―――――――…

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