テキストサイズ

R:ラブデビゲ

第9章 好きと憧れ

「デ――――…先生…先輩は…」



生徒が引けた掲示板の前で…


私は…
不安と心配をデビに投げる…



デビは、私の意が解ったのか…


大きくため息をつくと…リナちゃんと長内君にも…目配せをした――――――…


「小野寺と望月は、今生徒指導室で…事実確認中だ…
ま…事実無根と言い張るか…
事実と認めるかは…


あいつら次第だが…


噂や――――…
偏見の目は…消えないと思った方がいい―――――…

人間は…悪魔より…残酷な時があるからな――――…」




私は、ぐっと拳に力を入れる――――――「麻実――…余計な事…考えるなよ」



デビは、私を睨むと―――…



リナちゃんと長内君にアイコンタクトをして…



職員室に向かって歩き出した…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ