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R:ラブデビゲ

第10章 悪魔と天使

教室に向かう途中…


玄関の掲示板の前を通った…



朝は混雑していた場所だったのに…


今は…何もなく―――――…



今月のお知らせが…端に貼ってあるだけ―――――…


チャイムが鳴り…授業が終わったのか…


生徒が…

廊下に出てくる―――…






私は、一瞬緊張したが―――…




皆――――…何事もなかったかのように掲示板を素通りする…





「よかった―――――…」



デビの魔力と命の欠片の願いが効いたのだと…改めて胸を撫で下ろす…








すると――――――――…


じわじわと…






奥底に燻る…不思議な感覚に…





私の足は―――――――…



教室とは別の場所に――…


向かっていた…



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