R:ラブデビゲ
第1章 召喚手違い
私の目の前には―――――…
雰囲気!黒!って感じの男性が……立っていた…
「…ほら、最後まで宣言しろよ!これじゃぁ…中途半端だろ〜〜〜〜が!!」
その、男性は!キョトンとしている私を見下ろすと……
本のページを爪でトントンと叩く…
鋭く長い爪―――――…
黒いネイルが……その爪を更に…怪しく輝かせる…
「だだだだだ…だれ!!」
私は……後退りしながら…その男を見る――――…
「あ〜く〜ま〜〜だ!悪魔!」
私は、慌てて呪文の文字を目で確かめる―――――…
呪文の続きは―――――…
“悪魔の血となり、一部となる事をここに誓う”
だった――――――――…
はぁ?なんじゃ!なんでだ!!
私は、グッと口を閉じた…
「おい――――…早く誓え!
そうすれば…お前の願いを叶えてやる――――――…」
私は、
プルプルと首を横に振る…
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