R:ラブデビゲ
第10章 悪魔と天使
「麻実…行けないじゃん!」
興奮気味の長内君にリナちゃんが冷静に突っ込みをいれる…
「あ…カトリックって事は…神の新興が熱い場所…
悪魔と契約中の私が……いけるの?」
すると、長内君が背筋をピンと伸ばし!ゴホン!と咳払いをした…
「逆に!チャンスですよ!!入川さん!」
はぁ?どこが?
私は、長内君の変な自信に…不安を感じる…
「入川さんの…寿命を伸ばせるかもしれませんよ?
聖・クロイツ学園は由緒正しきカトリックの学園!
神様や天使を降臨させるまじないの本があるに違いない!!」
「悪魔を呼び出せる書があったんだ……ありそうよね…」
「リナちゃん!?」
私は、長内君の意見に納得気味のリナちゃんの肩を掴む!!
「麻実…長内から聞いたよ…
命の欠片――――…って…ホントに命なんでしょ?
麻実…後―――――――…少しだけなんでしょ?命…
私は、嫌…麻実が―――…
だったら…くだらない可能性だって…試して欲しい…」
リナちゃんは、私の手を握りながら…
まっすぐ私を見つめる…
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