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R:ラブデビゲ

第11章 聖光と悪闇


俺たちは少し飛び――――…



建設中のビルの上に降りた…




黒い翼の悪魔と―――――…



白い翼に…黒い羽が混ざった…



異端の存在…堕天使…





異様な組み合わせに……



信仰の熱い物は…戸惑うだろう…




だが――――――――…




アイは、天使でもなければ悪魔でもない…



神への祈り…信仰心…など――――…



持ち合わせていない…



アイは、アイの興味でしか動かない…



だが…神の加護もある…





悪魔には…なれない…





「アイ―――――…何でお前が…あそこにいるんだよ…」




「呼び出されたから…

契約したの――――…


聖・クロイツ学園の学生に…


上城はじめ…って子に…」





「はぁ…?

お前が―――…契約?そんな事してなかっただろ?なんだそれ…」



アイは、俺の隣に体を擦り寄せると…



羽を俺の羽に絡ませた…




「デビの真似…してみた…
願いを叶えて―――――…
操る?」



俺は、呆れ―――――…

アイを睨む――――…




「睨むなよ…イケメンが台無し…」




アイは、パッと密着から離れると――――――――…


鉄の板を歩き出す――――…




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