R:ラブデビゲ
第12章 傷口と恋心
俺は、アイから…麻実にしたことを聞き出し―――…
イライラしていた―――…
「あのヤロー……羽むしり取ってやればよかった…胸くそ悪い!!」
アイのヤローが麻実にした事は――――――――…
はぁ…マジムカつく…
俺は羽を広げ…
家に帰る――――…が…
ヤバイ―――――――…
精が…切れてきた…
クソ…
魔力を使い過ぎた―――…
フラフラだ…
俺は玄関先で猫になると…
カリカリと…扉に爪をたてた…
ガチャ――――…「デビ…」
玄関を開けたのは…修汰のバカ兄貴だった…
はぁ…ヤローかよ…
しかし…元気のない俺は…修汰に抱き抱えられて…リビングまで連れてこられた…
ゴツいな…この…筋肉バカ…
「ほら…やっぱり…俺は正常だっつ〜〜〜〜〜の!
我が家で猫飼ってるし!!麻実…ついに…ボケたのか?」
はぁ?麻実が…ボケた?
「ニャ〜〜〜〜?」
俺は、筋肉バカにでも解るように疑問系で鳴いてみた…