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R:ラブデビゲ

第12章 傷口と恋心

「麻実の奴、我が家では猫は飼ってないってボケかまして―――…俺の事!筋肉バカって言いやがった!!

勉強は、麻実より出来るっつ〜の!!アホかアイツ!」



筋肉バカは…合ってる――…


が――――…!


猫の存在も……浄化されてんのかよ―――――――…



アイの奴…俺様に関係するすべてを麻実の中から浄化しやがったか――――――…




「麻実…何かあったのか?デビと!喧嘩したとか?」


「してねーよ!!」











「……ん?」



修汰が…一瞬固まり…


リビングをキョロキョロ見渡す―――――――――…




「だから、麻実と喧嘩とかしてね〜し…」



俺は、続けて修汰に話しかけた…




「―――――――…デビ…」



修汰は、恐る恐る…俺を見る――――――――――…



「なんだよ、筋肉バカ」


「ひ―――――――っ…」


「猫がしゃべるくらいで驚くなよ」



修汰は、元気のない俺を掴み……まじまじと見る…



「いやいや…いやいやいやいやいやいやいやいや!!驚くから?!」





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