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R:ラブデビゲ

第15章 静けさと嵐

空は…オレンジが微かに紺色からはみ出ているぐらいまで夜に飲まれていた―――…



この空が…私と…デビの様なら――――…




私は、デビに飲み込まれ…


魔界で生きるデビの、源になるのかな?





「―――…デビの…源になるなら――――――「麻実―――――――――――…」




デビが―――…私の言葉を…



また…




止めた――――――――…






何度目だろう―――――…



デビは、私にこの後を言わせたがらない…







「何で…?」




「―――――…それは…麻実の意思じゃないから―…?」



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