R:ラブデビゲ
第15章 静けさと嵐
大分…上昇したデビは……
私を抱えて………
止まった―――――――…
魔力も使っているのか…
羽を動かさずとも…
私達は、空中に止まっている…
「ねぇ…デビ……
私は死んじゃうの――――?」
デビの腕が…
ギュッと締まるのが解った―――――…
「―――――…人間…いつかは、死ぬだろ〜が…」
「プッ…そうだね…
じゃぁ――――…デビは?
永遠に―――…生きるの?」
私は…ゆっくり…デビの顔を見上げる――――――…
「―――――…ああ…
悪魔だからな…人間の精と生を源に…
永遠に―――――――…
飽きるまで―――――――…」
「――…悪魔って飽きるの?」
「飽きないから…まだ、悪魔やってんだろ〜な……
一時期…魔界で腐れてた時期もあったけどな…
人間の願いとか…ど〜でもよくなってさ―――…
呼ばれても…出なかった―――…」
「…だめ、悪魔…仕事しなさいよ!ニートか!」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える