R:ラブデビゲ
第16章 嵐と命
「――…はぁ?」
リナちゃんは、呆れた顔をする…
「両思いって―――…甘くて、甘くて!甘いものでしょ?」
私は、リナちゃんと…長内君にアドバイスを求めた…
二人は、お弁当のおかずを口に入れ…焦りだした…
「両思いを満喫してるんだから!!解るよね?!」
「麻実――…
大丈夫?満喫って………」
長内君は、顔を真っ赤にして慌ててお茶を飲みだした!!
別に…そんな変なこと…聞いたかな?
「いっ…入川さん…
阿久津先生との…関係は…////…
悪魔と契約者…それだけなのでは?」
「そ〜…だよ…私的には、早くそんな契約無しにしてほいけど…
麻実は――――…現状維持がいいんだよね…
でも―――――――…」
リナちゃんの言いたいことは…
解ってる―――――…
「―――――…うん…
最近…ホントに危ないんだ…
無性に…線路に飛び込みたくなったり…
屋上に向かいたいとか…
無意識に…命を…断つ方法を考えてしまうの―――…」
「麻実―――――…」
リナちゃんは、寂しそうな顔で私を見る――――…
リナちゃんは、きっと…わたしの状況が――――…
死に近い事を…
解っているにちがいない…