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R:ラブデビゲ

第16章 嵐と命

「待ってください!!

私なら!!その…願い!叶えて上げられます!!


悪魔と契約した私なら!!
上城さんの願いを…叶えられる!!どんなに無茶苦茶な願いでも!!私なら!デビなら――――――…」




上城さんは、フェンスを登るのを止め―――――――…



私に振り替える――――…


「――――…悪魔が…?願いを?」



「はい!!私が…悪魔に願います…


上城さんには、何のデメリットもないです!!


対価は…契約してる私が支払いますから――――…」



ガシャ…ガシャと――――…



滑るようにフェンスを下る上城さんの目は…疑いと希望の両方を覗かせていた―――…


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