R:ラブデビゲ
第2章 需要と供給
デビと、距離を放し着いていくが…
廊下には、デビ目当ての女子生徒が群がる―――――…
デビは、ニコニコしながらその中を進んで行く…
と――――…しばらくすると…
生徒がパラパラと少なくなっていく――――――…
そして…“語学資料室”に着く頃には……周りに生徒が誰もいなくなっていた――――…
「ふぅ〜〜〜〜…疲れた。
麻実、入れよ―――――…」
「はぁ―――…」
ガラッと…資料室のドアを開けると―――――――…
資料室とは、程遠い―――…
居心地の良さげな部屋があった…
「!!ソファ…に、テーブル…豪華なティーセット…
デビ…ここは…何―――?」
デビは、当たり前の様に上着を脱ぐと…ソファでくつろぎ始めた―――――…
「何?って、学校にいる間の俺の部屋。
に、しても…疲れた〜〜〜〜!
麻実も、座れよ――…」
私は、資料室全体を見渡した――――――…
「…ここ、学校に…いる間の……部屋――――――…作ったの?」
「今さら…何だよ―――…
俺は、悪魔!
暗示や空間操作とか!朝飯前なの!!
ったく―――…それに、俺はお前の精をもらわないと…力使えないから!!なるべく側にいないと!いけないんだよ!!」
私の…精――――――…?
「何?それ―――…別に…四六時中って訳じゃないでしょ?
学校の先生になるなんて!!ぶっ飛んでるわよ!!」
デビは、頭をクシャクシャっと乱すと――――…ソファから立ち上がる…
「だって…先生と生徒って方が…タブーな感じで……燃える」