R:ラブデビゲ
第4章 ちょっとブレイク♪
「…困った…飼い主だなぁ…デビ……?」
腕の中にいるデビは――――…
余りにも不機嫌そうな態度で…俺の腕から無理やり…床に降りた!!
「デビ…機嫌直せよ〜…
麻実だって、友達と買い物位いくだろ?」
「にゃ…ニャー!!」
デビは、さっきまで麻実が座っていた場所に座ると…
「ニャ!」
と、不機嫌そうに爪を立てた!!
「コラ!物に八つ当たりするな!!」
「フニャー…」
と……不思議と…
言葉が解るのか…爪を立てるのを止めた…
「小笠原…だって――――…
デビは、知ってるか?」
「フ、ニャン!」
デビは、ソファに丸くなり…
返答を返した――――…
(返したような気がする)
「…どんな奴だったか…今ちい思い出せないんだよなぁ…
麻実の……思い人って!!気になるよな〜…兄として!!」
「ニャー―――…ン?」
デビが、白けた目で俺を見て…
「ニャッン」と、鼻で笑った…
「何だよ…
お前だって知らね〜だろ〜が!!
しかし…気になるなぁ…
麻実は、どんな男がタイプなんだろうな……
やっぱり、筋肉だろ?
男は筋肉がある方が魅力的だよな!!
なよなよ系は、あり得ないだろ〜〜〜〜〜!」
俺は、腕を曲げ…腕の筋肉を強調してみた――――!!
「フッ―――――…ニャン…」
すると…デビは、ソファに無造作に置かれた雑誌を前足でトントンとした…