R:ラブデビゲ
第5章 熱と緩流
小笠原先輩は…好き――…
そう、好きなのだ…
遠くで見つめ―――――…
先輩の…笑顔にドキドキしてワクワクして……
癒してもらう―――――…
「ねぇ、いつ告白するの?」
「ぶっ――――!!はぁ?
リナちゃん!!何言ってるの?」
私は、リナちゃんの、ビックリ発言に…見事に挙動不審になってしまった……
「だって――――――…
最終的には、付き合いたい!ってなるんじゃないの?」
あ――――――…
そ…そうなんだけど…
「何か――――…緊張しちゃうし…自信ないし…」
「ガツン!って、当たって砕ければいいじゃん!!」
リナちゃんは…
相変わらずかっこいいなぁ…
「当たって……砕けたくないから…尻込みしてるのに…」
リナちゃんは、サバサバした性格で……
女子なのに…かっこよく見えるときがある…
リナちゃんは、男っぽい――…
本人は、解っているのか……
ショートボブがよく似合っている…