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箱……参

第2章 今箱

主人は…


私の過去を知らない――――…




実際…私自身…記憶がないのだ…




言いようがない……






結婚をして…二年……



私達には…子供がいない…



私的には……



何の問題もないのだが……


主人はまだ…新婚気分を味わいたいらしい……



主人とは…歳が12歳も離れている…



主人は、私の通っていた…大学の食堂に勤めていた…



無口だったが…料理が上手で…彼の作るメニューは、いつも売り切れるくらい人気だった…

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