ウサギとオオカミ
第8章 トーマ家の家庭事情
「トーマさんがお弁当まで作ってくれたんだよ!」
秩はそう言うと、
「行ってきます!雪、行こっか?」
と言い、家を出た。
今は2人きり。
なんか、新婚さんみたいだ。
「うさみん。ちょっと俺、制服取りにいかないと…」
そういえばそうだった。
トーマ急に来たんだっけ?
「いいよ。ご飯ありがと。」
「じゃあ、キスでお礼してよ?うさみん。」
え!?
キス!?
自分からしたことないかも…
恥ずかしい…!!
でも、、するしかないし…
「…ゥー//」チュッ
「…っありがと///」
「どういたしまして?じゃあ、また、学校で!」
トーマはテンションMAXで帰っていった。