ウサギとオオカミ
第7章 バレンタインといえば…
バレンタイン当日。
冬は朝から幸せそうだ…
さてはいいことあったな?
トーマのクラスに行かないと…
「あ、うさみん。おはよ。」
なんて考えてるとトーマは目の前にいた。
渡す時ってめっちゃ緊張する…
でも、俺はトーマの手を見てしまったのだ…
「…トーマ。その…箱の数は何?」
そう。
トーマの手には数10個以上ものチョコらしき箱があったのだ。
「あ、これ?えっと…学校きたら下駄箱に入ってた」
ふーん…
「あ、でも、俺。食べないよ?これ、あげるためにうさみんの隣のクラスにきたんだけど。」
良かった…でも、トーマ何気に女の子たちに失礼では?