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｢…俺は、、徹が好き…でも、他の人まで体が求めて…。｣



｢…徹さんに縛ってもらったら？｣



そのことをきっと徹さんは知っているのだろう。




｢…いっそ。監禁してくれないかなぁ…｣



心が不安定な兄は1度とてもかっこいい姿を見せた。




それは、徹さんの親がなくなった時のこと。




つまり、うさみんの親がなくなったときのこと。





『今、行くから！！』






その時は徹さんのことで必死だったんだろう。






でも、兄は自分が



特定の1人を愛することが出来ないことを自覚してた。





｢トーマ…バイト頼んでいい？…夜の…俺、今日は無理…｣





夜の仕事。




それは兄が働いているホストの仕事。






下手したら女に勝手にヤられる…




恐ろしいがやるしかない。