ウサギとオオカミ
第8章 トーマ家の家庭事情
その後、俺はうさみんの家に行くことになった。
どーせ…あのふたりはやるんだろうし…
うさみんの家に着くともう、3時を過ぎているというのに電気がついていた…
「ただいま…」
少しわざとらしく言ってみる…
返答はなし…
リビングに着くとそこにはうさみんが机で寝ていた…
いつも帰り待ってるのかな
「ん…っ…おか…えり。アニキ」
起こしてしまった…
「ただいま…うさみん。」
「……!!?っな!なんでトーマ!?」
あ、一瞬で起きた…面白い…
「ちょっとね?」
よく見ると顔には涙の後が見えた…
泣いてたの?