ウサギとオオカミ
第8章 トーマ家の家庭事情
「うさみん…泣いてた?」
「はっ!?な、泣いてないし!!てか、なんで??」
ちょっとテンパってる…
かわいい…
「あ…まぁ、いろいろ?」
なんて言っていいかわからない…
「ねぇ、うさみん…俺ね。チョコもらいに来たんだけど…」
今日はバレンタインだというのに忙しくて…
「…っ///ずるい…」
やっぱり準備してくれてたんだ…
「…あ、明日渡そうと思ってたんだけど////…ハイ。」
ヤバイ…可愛すぎて死にそう…
思わず俺はうさみんを抱きしめた…
ギュッ…
「律、ありがとう…」
うさみんの顔を見るとほっぺは真っ赤で
耳までも真っ赤になっていた。