
ウサギとオオカミ
第8章 トーマ家の家庭事情
「トーマが…いなくて…焦ったんだよ」
うさみんは少し語り出した…
「渡しに行こうと思ったらトーマいないし。
俺、なんかしたっけ…とか思って…」
「ごめんね…じゃあさ。うさみん…この、チョコレート俺に食べさせてよ…」
「はぁっ!?そ、それとこれとは違うでしょ!」
そう言いながらもチョコレートを手に持つ…
俺はその手に向かって口を近づけ
指まで食べてみる…
パク…
「ちょ!!トーマ!?」
うまい…うさみんは料理上手って聞くし…
チュパチュパ…
指を舐めてみる。
「トーマ…///…んっ…ダメだって…」
ん?
感じてる??
