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その数日後、
要さんと、その婚約者の瞳さんがきた。

要さんはとても
怖い顔してるけど、良い人だから

そうなんども、
彼に念を押されていたけど、


要さんは瞳さんの前では
すっかり目尻が下がって、
デレデレだったから

全然怖いイメージがなかった。



もう大学時代から付き合っているというのに、
こんなにも仲が良いなんて
羨ましいと思った。


彼が席を外したとき、
要さんが、彼の話をしてくれた。



「波留さ、
はるかちゃんに
突き放されるたびに、
会社でうじうじしてたんだよ。」

はやくデートに行けって言ってるのに
嫌われたら嫌だとか言ってさ
なかなかいかないから。

と、
デートに誘ってくれたときの
裏話まで教えてくれた。


そんなに彼が私のこと
考えてくれていたなんて
本当に嬉しかった。


学生時代の話も聞かせてくれて
要さんと瞳さんは本当にお似合いで。


私も彼と、
こんな風に。
そしていつか………



そんなことを考えながら、
その日は幸せいっぱいで眠った。