エスキス アムール
第28章 バレンタインデイ キッス
【木更津side】
「社長、お疲れ様です」
「お疲れ様、もう帰っていいよ」
「はい。あの、これを…」
三嶋が何かを持って差し出してきたので
そちらをみると、
そこには何かが入った小さな紙袋があった。
「…なに?これ。」
「社長、忘れたんですか?
今日はバレンタインです。」
「あ、そっかそっか。そうだった」
そういえば、昨日は特に
チョコレートコーナーにものすごい列が
並んでたなと思い出す。
今日がその日だからだ。
「女性は大変だよね。
こういうの。ありがとう。」
「バレンタインだなんて、
お菓子業界の戦略にすぎないのに」
「夢のないこと言わないでよ…」
彼女の荷物をみると、
それ以上はないみたいで、
本命にはあげないのだろうなと思う。
というか、波留くんのことは、
もう諦めたみたいだしな。
「社長、お疲れ様です」
「お疲れ様、もう帰っていいよ」
「はい。あの、これを…」
三嶋が何かを持って差し出してきたので
そちらをみると、
そこには何かが入った小さな紙袋があった。
「…なに?これ。」
「社長、忘れたんですか?
今日はバレンタインです。」
「あ、そっかそっか。そうだった」
そういえば、昨日は特に
チョコレートコーナーにものすごい列が
並んでたなと思い出す。
今日がその日だからだ。
「女性は大変だよね。
こういうの。ありがとう。」
「バレンタインだなんて、
お菓子業界の戦略にすぎないのに」
「夢のないこと言わないでよ…」
彼女の荷物をみると、
それ以上はないみたいで、
本命にはあげないのだろうなと思う。
というか、波留くんのことは、
もう諦めたみたいだしな。