エスキス アムール
第30章 彼の変化
【木更津side】
波留くんは
この前のように
気絶することはなかった。
お互いぐちゃぐちゃのまま、
抱きしめ合う。
何故、彼が急に
こんなことを言い始めたのか
誘ってきたのか
よくわからなかった。
ただの欲求不満だったのだろうか。
この間から、
自分からキスをしてきたり
彼の様子が今までと違うことは
よくわかっていた。
だけど、
どうしたの?
と聞いても、その質問に
答えが返ってくることはない。
彼はまだイった余韻があるのか
まだ、少し声を漏らしながら
虚ろな目で僕の胸に顔を擦り付ける。
エロい。
エロすぎる。
また勃ちそうだ。
気持ちを誤魔化すように
頭を優しく撫でてあげると、
気持ち良さそうに、目を瞑った。
「…ん…」
そうして、
僕の足に自分の足を絡めて
隙間がないくらい密着してくる。
「……」
なんでこんなことするんだ。
どうしちゃったんだよ。
最初はあんなに、
警戒してた人が
まるで、今では恋人同士のように
してくる。
もしかして、
彼女にしていたことを
この際誰でもいいと
発散してるんじゃないだろうか。
開き直ってるのかもしれない。
「波留くん、
今日はどうしたの?」
「…別に…」
返事に期待はしていなかったが
一応聞くと、
彼は何処かで聞いたことのあるセリフを
ポツリ、呟く。
その瞳は少しだけ
動揺しているようにも見えた。
波留くんは
この前のように
気絶することはなかった。
お互いぐちゃぐちゃのまま、
抱きしめ合う。
何故、彼が急に
こんなことを言い始めたのか
誘ってきたのか
よくわからなかった。
ただの欲求不満だったのだろうか。
この間から、
自分からキスをしてきたり
彼の様子が今までと違うことは
よくわかっていた。
だけど、
どうしたの?
と聞いても、その質問に
答えが返ってくることはない。
彼はまだイった余韻があるのか
まだ、少し声を漏らしながら
虚ろな目で僕の胸に顔を擦り付ける。
エロい。
エロすぎる。
また勃ちそうだ。
気持ちを誤魔化すように
頭を優しく撫でてあげると、
気持ち良さそうに、目を瞑った。
「…ん…」
そうして、
僕の足に自分の足を絡めて
隙間がないくらい密着してくる。
「……」
なんでこんなことするんだ。
どうしちゃったんだよ。
最初はあんなに、
警戒してた人が
まるで、今では恋人同士のように
してくる。
もしかして、
彼女にしていたことを
この際誰でもいいと
発散してるんじゃないだろうか。
開き直ってるのかもしれない。
「波留くん、
今日はどうしたの?」
「…別に…」
返事に期待はしていなかったが
一応聞くと、
彼は何処かで聞いたことのあるセリフを
ポツリ、呟く。
その瞳は少しだけ
動揺しているようにも見えた。