エスキス アムール
第35章 彼と彼と彼女
【波留side】
「ニューヨークにいく?!」
「うん。」
俺たちは久しぶりに二人で夕食をとっていた。
木更津が居たときは真っ先に家に帰っていたが、今は彼がいない。
あれから
あの家でずっと木更津のことを
待ち続けているが、
もう帰ってこないつもりだろう。
もしかしたら、
ニューヨークに行ったのかも知れない。
今でも彼の家に住んでいるが、
電話をかけてもつながらないし
帰ってくるつもりもなさそうだ。
秘書の三嶋にも連絡をとったが、知らないと言われ
彼の居場所は全くわからなかった。
あの騒動以来、
要ときちんと話したことがなかったから、夕食でもと誘った。
要は酷い言葉をぶつけたことを、本当に悪く思っていたみたいで、何度も何度も頭を下げた。
「いいよ。
結婚も決まった直後だったし
誰だって気が動転するだろ。」
「あのあと
我に返って家に返って瞳に話したらさ。そんな訳ないでしょって散々怒られた。」
「あー、瞳ちゃん良い子だなあ。
それに比べて…」
「ごめん!本当に!!」
「冗談だよ。」
最近は木更津が家にいないので、誰と話すこともなく仕事詰めで。
久しぶりに友達と話せて少し気が楽になった。
「ニューヨークにいく?!」
「うん。」
俺たちは久しぶりに二人で夕食をとっていた。
木更津が居たときは真っ先に家に帰っていたが、今は彼がいない。
あれから
あの家でずっと木更津のことを
待ち続けているが、
もう帰ってこないつもりだろう。
もしかしたら、
ニューヨークに行ったのかも知れない。
今でも彼の家に住んでいるが、
電話をかけてもつながらないし
帰ってくるつもりもなさそうだ。
秘書の三嶋にも連絡をとったが、知らないと言われ
彼の居場所は全くわからなかった。
あの騒動以来、
要ときちんと話したことがなかったから、夕食でもと誘った。
要は酷い言葉をぶつけたことを、本当に悪く思っていたみたいで、何度も何度も頭を下げた。
「いいよ。
結婚も決まった直後だったし
誰だって気が動転するだろ。」
「あのあと
我に返って家に返って瞳に話したらさ。そんな訳ないでしょって散々怒られた。」
「あー、瞳ちゃん良い子だなあ。
それに比べて…」
「ごめん!本当に!!」
「冗談だよ。」
最近は木更津が家にいないので、誰と話すこともなく仕事詰めで。
久しぶりに友達と話せて少し気が楽になった。