エスキス アムール
第38章 彼の想ひ
それから、何度絶頂を迎えたかわからない。
彼も何度も果てたが直ぐに熱を取り戻し、
取り戻すとすぐにまたズッっと入ってくる。
「ぁぁあ…それ…や、だ…っ」
「これが好きなの?」
抜けてしまう限界まで出されて、一気に奥まで入れられる。
もう、おかしくなって快楽から涙が溢れていた。
「波留くん、とってもエッチ。」
彼は、俺の口の周りについた唾液を指で拭いながらまだ、腰を振っている。
気が付けば、もう、陽の光が射してきていた。
もう、休みたい
もう、限界だ。
頭の中ではそう思うのに、
身体は
まだ、まだ、
もっと。と、その先を要求する。
意識が途切れるまで、その行為は続いた。