エスキス アムール
第39章 ハッピーバースデイ
【波留side】
「おー!すげぇー!!」
「最高だろ?」
木更津と再会を果たしてから、
俺は友人が経営している町工場に行って、自分のデザインを渡しにいっていた。
今日はそのなかの幾つかが完成したと言うので受け取りに来たのだ。
それは、木で作られたスマホケースとキーケース、名刺入れ。
どのようなものになるのかと期待に胸を膨らませていたが、期待以上だった。
「ありがとう。三村。
ごめんな、忙しいのに。」
「いやいや、大きいところに
提携一つ切られちゃってさ、
ちょうど探してたんだよ。受注。」
だから、こっちの方がありがたいんだ。
そう言う彼は、
大学時代、俺のことをホモだと思い込んでいたが、ホモでもお前はお前だと言ってくれた、
あの彼だった。
「どれから商品化していくの?」
「んー、とりあえず、
この試作したやつは売り出したいな。
でも、もうちょっと変えるかも。
基本的にはこんなデザインを
ベースにしていって、あとはオリジナルで何かできれば。
最初は通信販売から始めようと思う。」
「うん、お前なら何とかなるよ
何かあったらいってくれよ。」
「ありがとう。」
目の前に出来た試作に興奮する。
自分でデザインしたものが形になる。
こんなに嬉しいことはない。
一つ試作ができれば
あれもこれもとデザインが浮かんだ。
「おー!すげぇー!!」
「最高だろ?」
木更津と再会を果たしてから、
俺は友人が経営している町工場に行って、自分のデザインを渡しにいっていた。
今日はそのなかの幾つかが完成したと言うので受け取りに来たのだ。
それは、木で作られたスマホケースとキーケース、名刺入れ。
どのようなものになるのかと期待に胸を膨らませていたが、期待以上だった。
「ありがとう。三村。
ごめんな、忙しいのに。」
「いやいや、大きいところに
提携一つ切られちゃってさ、
ちょうど探してたんだよ。受注。」
だから、こっちの方がありがたいんだ。
そう言う彼は、
大学時代、俺のことをホモだと思い込んでいたが、ホモでもお前はお前だと言ってくれた、
あの彼だった。
「どれから商品化していくの?」
「んー、とりあえず、
この試作したやつは売り出したいな。
でも、もうちょっと変えるかも。
基本的にはこんなデザインを
ベースにしていって、あとはオリジナルで何かできれば。
最初は通信販売から始めようと思う。」
「うん、お前なら何とかなるよ
何かあったらいってくれよ。」
「ありがとう。」
目の前に出来た試作に興奮する。
自分でデザインしたものが形になる。
こんなに嬉しいことはない。
一つ試作ができれば
あれもこれもとデザインが浮かんだ。