エスキス アムール
第39章 ハッピーバースデイ
【木更津side】
最近、波留くんが会社の立ち上げを本格的に始動したので、
なかなか一緒に過ごすタイミングが合わない。
会社を立ち上げるのは大変なことだ。
だけど、彼は念願の夢を叶えられるのと、彼の書いたデザインが形になる喜びに
とてもイキイキとして輝いていた。
そんな彼を見られるのはとても嬉しい。
だけど、夜遅く帰ってきてご飯を食べずに眠りについているのはとても心配だった。
身体が資本なのに、大丈夫だろうか。
最近は暑くなってきたし倒れないだろうか。
ベッドに潜り込むと、波留くんの甘い香りがした。
それだけで、頬が緩む。
幸せな気持ちになれる。
本当は抱きしめてキスをして
身体を重ね合わせたい所だけど。
仕方が無い。
お互い忙しいのだから。
一緒に住めているだけで奇跡なのだ。
それに彼は、
夜遅くに家に帰ってきて、僕が起きないようにそっとお風呂に入りそっと布団に潜り込むと、
僕にキスを落として、
『おやすみ』と言ってくれる。
最初は僕からしていたおやすみのキスを、今は彼がやってくれていた。
まさか、僕に気づかれているとは
思ってないだろうけど。
そして、手を伸ばして僕を抱きしめて眠りにつく。
それだけで、僕の心は安心できた。
まだ、不安は消えない。
いつ彼女が彼のもとに来るかわからない。
だけど、彼がこうして抱きしめてくれれば、今日もまだ彼の気持ちは僕に向いていると、感じることができる。
すれ違いの日々はきっとこれからも続くけど、
乗り越えられる気がした。
最近、波留くんが会社の立ち上げを本格的に始動したので、
なかなか一緒に過ごすタイミングが合わない。
会社を立ち上げるのは大変なことだ。
だけど、彼は念願の夢を叶えられるのと、彼の書いたデザインが形になる喜びに
とてもイキイキとして輝いていた。
そんな彼を見られるのはとても嬉しい。
だけど、夜遅く帰ってきてご飯を食べずに眠りについているのはとても心配だった。
身体が資本なのに、大丈夫だろうか。
最近は暑くなってきたし倒れないだろうか。
ベッドに潜り込むと、波留くんの甘い香りがした。
それだけで、頬が緩む。
幸せな気持ちになれる。
本当は抱きしめてキスをして
身体を重ね合わせたい所だけど。
仕方が無い。
お互い忙しいのだから。
一緒に住めているだけで奇跡なのだ。
それに彼は、
夜遅くに家に帰ってきて、僕が起きないようにそっとお風呂に入りそっと布団に潜り込むと、
僕にキスを落として、
『おやすみ』と言ってくれる。
最初は僕からしていたおやすみのキスを、今は彼がやってくれていた。
まさか、僕に気づかれているとは
思ってないだろうけど。
そして、手を伸ばして僕を抱きしめて眠りにつく。
それだけで、僕の心は安心できた。
まだ、不安は消えない。
いつ彼女が彼のもとに来るかわからない。
だけど、彼がこうして抱きしめてくれれば、今日もまだ彼の気持ちは僕に向いていると、感じることができる。
すれ違いの日々はきっとこれからも続くけど、
乗り越えられる気がした。