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エスキス アムール

第39章 ハッピーバースデイ





そうして、ゆっくりゆっくり露わになる、綺麗な肉体。

すぐにでも飛びついて抱きしめたいほど妖艶で、綺麗だった。


彼の顔は真っ赤だ。
耳まで首まで。

全部真っ赤。




「次は、下のズボンね」

「…」


また、ゆっくりゆっくり手をかけて、ストンと半ズボンを落とす。

あとは下着だけだ。
その下着をみると、少しだけシミが見えて、濡れているのが見えた。



「あれ?波留くん、
そこシミになってるけど。」

「…ぅ…っ」


わざとらしい僕の言葉に、彼はとうとう隠すように座り込む。

自分の身体を抱き込んで、小さくなり顔をうずめてしまった。




「…ゃ、ゃだ…こんなの…っ」


もう、僕も興奮している。
触りたい衝動を抑えて、深呼吸をした。



「波留くん立って。
まだ、一枚残ってるでしょ?」


彼は何も言わずに、ただただ首を振る。



「ほら、立つ。」


強めに言葉を発すれば、
彼は渋々と立ち上がった。

主張する彼のものは、
座り込む前よりもずっと濡れてずっと大きくなっていた。


彼もまた、僕と同じように
溜まっていたのだと思うと、嬉しくなる。



「最後、脱いで?」


彼はギュッと目を瞑り、
下着に手をかけると一気にずり下げた。

そうして現れる、いきり立ったモノ。


僕がじっとそれを見つめると、
彼のモノは触れてもいないのにピクピクと動いていた。




「波留くん、エッチ」

「も…許して…っお願い…っ」



先走りを垂らしながら、
懇願する彼の姿は今まで見てきた中で一番興奮した。


僕はソファに戻って座ると、彼を呼び寄せた。


「ここ、座って?」


そうして、僕の膝の上を指す。
彼は瞳を潤ませながら、僕を跨いで、向かい合わせになるように膝の上に座った。


僕の首に回るその手は、震えている。














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