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すると、
私を覗き込んで目を合わせると、



「悦いの…？」

そう、
微笑んで私に聞いた。


目を瞑って頷く。

そうすると、
唇にまた、

今度は啄ばむようにキスを落とした。


そのキスに酔いしれながら、
この人モテるんだろうな。

そう思うと、
何故か哀しくなった。



彼の舌や彼の指が動く度、
私は絶頂へと登って行く。



「あっ…あっ、待っ！
…ダメっぁ…っ」

止める間もなく、
彼の指は動き続け、

呆気なくイカされた。



肩で息をして、
焦点が定まらない私に舌を這わせ、開いた唇にそっと舌を差し込むと、歯列に沿って撫であげた。


「んんっ…んん」

私から声が漏れると、
唇を離し、
さっき泣きはらした目にキスを落とす。


それと同時に感じる彼の熱。

熱を持ったそこに手を這わせると、

「…ん」

彼は少しだけ声を漏らした。