俺様ヤンキーと生徒会長のお嬢様
第2章 屋上で
今、幻聴が聞こえた気がする。
イケメンで優男くんの魁くんにタイプだと言われた気がした。
「…は?お前こいつのどこがいーの?」
と、今まで黙ってた朝日 仁が言った。
なんか傷つくんですけど。
でも、私もそれは気になる。
なぜ美咲ではなく私なのだろう。
「え?だってめっちゃ可愛いもん♡」
「「…!?」」
なぜか朝日 仁も目を見開いてるがほんとにびっくりだ。
美人とかなら呆れるほど言われてきたけど、可愛いなどとは言われたことがなかった。
「…いゃ、そんなこと…なぃです…///」
「ゆりあったら超照れてるし!w」
余計なことをっ…
「あー!この照れた顔とかやべぇし。…襲いてぇ…」
…最後になんか聞こえた気がするけどそれはスルーでいいよね。
朝日 仁はその光景はただ眺めているだけだった。