先生、好き…
第4章 ピアニストと先生
ピアノの練習中。
2人の方がいいな☆
そう思ったけど、私とりかちゃんはレベルが違い過ぎて私ばっかりミス。
はぁ… ホントにピアニストなんてやってけるのかな…?
そう思っていたときにりかちゃんが私にこう言った。
『そーいえば!!さっき和也先生が、「ピアニストは一人で孤独だから、みんなで支えないとな」って言ってましたょ。』
和也先生…
――ドキッ――
あれ?今、心臓がドキッってした。
う゛ぅ… なんなんだょ…
さっきから和也先生にドキドキしまくりな私。
そんなとき
『おぉ!!練習してるな』
音楽室に入ってきたのは…
和也先生。
『かおり、明日頑張れよ。りかも一緒に弾いてくれてありがとな』
私達に話しかけてくる。
『頑張ります。』
あぁ…まだドキドキしてる…
『でも今日の練習はここまで
もう遅いから帰れよ。』
和也先生に言われて、私達は帰った。
はぁ、自分もおかしいし明日は不安だし。やだな…
ずっとテンションの下がったまま家に帰り、寝てしまった。