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先生、好き…

第4章 ピアニストと先生

―――翌日―


とうとう本番。

緊張するなぁ…






ピアノのイスに座り、震える手で鍵盤をおす。








……ミスばっかじゃん…



そして、合唱部の伴奏…



2人で弾いたがほとんど私のミスで曲になってない。





『……で……なんですっ!』




先生がマイクに向かって話してる。いつもなら聞ける話が私は聞けなかった。


緊張、不安…
マイナスな何かに押しつぶされそうで、息もしにくいくらい心臓がバクバクしてた。






『~♪』



最後の曲を弾き終わり、安心していたが、ボロボロのピアノが恥ずかしく泣きそうだった。



すると、合唱部の人に和也先生が話を始めた。
『お疲れ様でした。えっと歌はいつも通りよかったです。
あと今日は、ピアニストとしてかおりさんが弾いてくれました
初めてで緊張してるなか頑張ってくれました。これからの成長をみなさんで見守りましょう。』


そして拍手をしてくれた。




優しい…先生、ありがと。


心の中でそう思った。

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