First Love
第9章 俺の過去
そう頭では思っていたけど
正直心が悲鳴をあげていた
もう全てがどうもよくなった
俺なんか生きてても…って思った
今まで一緒にいた奴は
俺の前で俺をバカにしながら楽しそうに笑う
俺はこの時人を信用することをやめた
裏切られた時の保証のために
裏切られた時に
もともとこいつなんか
信じてなかった
って、自分に言い聞かせるために
ある日学校に着くと
俺をいじめてた奴が
話しかけてきた。
「今から一緒に遊ぼうぜ」
この時
あぁ、俺へのイジメは終了したんだ。
そう思った。
だけどこの時にはもう
俺はすでに心から笑えなくなってた
そして
泣くことも出来なくなってた
俺は感情のないロボットになっていた。
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