First Love
第9章 俺の過去
ある朝いつも一緒に
学校に行ってた友達が
俺を避けた
学校についても
仲良くしていたやつは
みんな影で俺の悪口を言っている
ただ必死で耐えた
ここで泣けばアイツの思うツボだと思って…
何があっても絶対に泣かない
絶対に相手しちゃいけない
そう自分に言い聞かせて
毎日ただひたすら耐えた。
たまに靴が無くなっていたり
ゴミ箱に捨てられていたり
する時もあった。
でも俺は泣かない
上靴で家まで帰った。
お母さんに
「なんで上靴で帰ってきたの?」
って言われても
「靴、水に濡れて冷たかったから。」
ひたすら嘘をつき続けた
お母さんを心配させたくなかったから…
でもきっとお母さんは
気づいていたんだと思う
お母さんに
「今日学校休んでいいよ。」
そう言われた事もあったから…
でも俺はイジメなんかに
負けたくなかった
あんな奴の思い通りに
なりたくなかった…