テキストサイズ

First Love

第1章 出会い

雅紀side

にのは時々悲しそうな顔をする。

「上手く笑えないんだ…」

そう言われた時は少しびっくりした。
でも何があったかなんて出会って間もないのに聞けるはずもない。

にのが話してくれる時まで待とう。
そう思った。

そして同時に

にのを笑わせたい

と思った。

事務所に入ってから初めて出来た友達

いつもは笑ってるけど実は臆病で人見知りの俺に声をかけてくれた大切な存在

だから俺は少しでもにのに笑顔でいてほしい。

雅「にのも総武線だとは思わなかったよ」
和「それはこっちのセリフだよ。どこに住んでるの?」
雅「千葉だよ。」
和「じゃあ随分と遠くから来てるんだね~」
雅「そうだよ~‼︎SMAPさんとバスケがしたくて事務所に入ったのにダンスのレッスンばっかりだなんて思わなかったよ...」
和「え!(笑)そんな理由で入ったの?(笑)」

ケラケラ笑うにのを見て俺は何故か嬉しくなった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ