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地味子だって恋をする

第1章 第一章

ー歩sideー


「はぁ…」

俺は部屋に着くと、椅子に座り溜め息をついた。

どうしてよりにもよってアイツが…


¨九条玲¨


小学生の頃はマシな奴だった。

明るくて元気で誰にでも優しくリーダー的存在。

だが、アイツはこの町を離れてから嘘のように変わっていった。


何故なら今のアイツは


県No.1の族…

¨彪龍¨の総長なのだから。


今のアイツに姉さんを会わせたら姉さんが危ない。


しかも他の族の奴らに、姉さんとアイツが一緒にいる所を見られたら終わりだ。



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