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地味子だって恋をする

第1章 第一章



「姉さん。あんまり…アイツと関わるなよ。」

…ーゾクッ

背筋が凍るような視線。

いつもの歩じゃないような感じがする。


『急にど…どうしたの?』

私が恐る恐る聞くと、歩は無言のまま部屋を出て行った。


『……。』


本当にどうしたんだろう。


明日になればいつもの歩に戻ってるよね?


そう思いながら私は残りの宿題をやるために自分の部屋へと向かった。






もしかすると…この時から…私の人生の歯車がゆっくりと、だけど確実に動きだしていたのかもしれない。





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