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そんな私の名前は


片桐彩(かたぎりあや）


昔から気が弱くて

人に頼まれ事をされると断れなかった。

それをいいことに

皆は私をパシりとして、つかうようになった。


断りたいけど断れない


もしかしたら高校に入ったら何か変わるかもしれないと期待していたけれど


その思いは儚く散っていった。


そして月日が経っていく内に

私は皆から


¨地味子¨


と呼ばれるようになった。


『もう…高２なのに…。』

私は誰も居ない教室で一人呟いた。