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妄想girls

第2章 S系幼なじみとの恋

天が行ったのは体育館の倉庫だった。

いつもは特別塔の物置になっちゃってる教室なのに…

そして、もう一度私を見て言った。

「なんなんだよ…」

呆れた顔で言われても、そんなことわかりきってるもん。

「いいじゃん、私もサボりたい気分なの。」

天と一緒にいたい気分なの。

天…

天は跳び箱の裏に座った。

そこは入り口からは確実に見えない場所だった。

「何するの?」

私が天を覗き込むように見ると…








天は私を抱きしめた。

力強く…

そっと。

「天…?どうしたの…?」

嬉しい反面、驚きが隠せなかった。

すると、天は私の耳元で囁いた。

「瑠那の側いると…抱きしめたくなる…」

それって…

「瑠那…もっと触らせて…」

本当に天かな?と思うくらい、乙女だった。

やっぱり、天は優しい男性だ。

もちろん、私の答えは

「いいよ。その代わりに私も触らせてね。」

この先、あんなことになるなんて…














思いもしなかった。

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