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呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!

第21章 年の差

青「渋やん、これ」





赤「お前、学校では渋やん言うなって言っとるやろ」





担任の渋谷先生。派手なシャツ着て坊主でヒゲの生えた実年齢よりちょっと老けたまぁそこそこモテる歌の上手い先生。ちなみにきみくんとは中学からの仲で章もよぉ遊んでもらった





青「むぅ、ええやんかぁ。」





赤「その顔すりゃあ、許してもらえると思うたら大間違いやぞ」





きみくんなら許してくれるのに…





赤「うわ、あいつ日にち書け言うたのに時間がない。うちに来いって書いてある。あいつ日本語読めへんのか?」





ブツブツ言うおっさんを放っておいて、自分の席に座ろうとした





青「亮、そこ章の席」





黄「章ちゃん、俺、章ちゃんのこと好き」





亮は仲ええ友達の一人。幼なじみできみくんの彼女である雛ちゃんの弟。校内一の不良で喧嘩、タバコ、停学は当たり前。でも章にはとっても優しい。犬みたいなんよね





青「もう、亮には彼女がおるやろ?」





そう。いつもこうやって言うてくるけど、亮にはもう一年付き合っとる彼女がおる。章の親友のヒロ。一個下やねんけど、ホンマ仲良しやねん





黄「…ヒロと喧嘩した」





青「また、亮がヒロと誰か間違えてチューしたんちゃうの?もう、イライラしてクラブ行って女の子に手ぇ出すくせやめときや」





相当な遊び人だった亮が初めて心の底から愛してる人。ヒロもそれなりの覚悟で付き合っとるらしいけど、やっぱ不安やねんな

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