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先生とわたしの絶対に秘密な関係

第1章 最悪な出会い



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21時50分


バイト先のカフェの近くにあるベンチに腰掛けてカバンから25点のテストを出す


「授業集中できないんだもん……」


大嫌いな数学を教える大好きな佐藤先生


毎回授業を聞かずに佐藤先生の顔を見つめてたらこうもなるよね……


ため息をつきながら俯いてそのテストを眺めていると目の前にわたしのスマホが差し出された


「あっ!わたしの!」


差し出されたスマホを掴もうとすると掴む直前で手を引かれた


「タダで返すわけないだろ」


その声の主を見上げると街灯で照らされて顔がはっきりと見えない


「えっと…あの…ありがとうございました…」


深々と頭を下げると甲高い女の人の声が聞こえた


「ああっ!ゆうみーつけっ!」


ゆ、ゆう………?


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