
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第10章 秘密の関係
『…修学旅行楽しかった?』
先生はわたしの顔を覗き込む
「は、はい!」
先生はくすっと笑う
『もう敬語じゃなくていいし、悠でいいんだよ、家なんだから』
「あ…うん」
『で、楽しかった?』
修学旅行…
本当にいろいろあった
先生は…悠はわたしのこと特別扱いしないって言ってたけど……
いろいろ思い出して顔が熱くなる
『…顔真っ赤』
「え!」
思わず顔をおさえると先生はまたくすっと笑う
『こんなんじゃすぐ香織さんと母さんにばれちゃうな、俺たちの関係』
