
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第1章 最悪な出会い
家から電車で80分
毎日通うには遠い距離の高校まで通うのも2年生になり慣れ始めてきた
もちろん家の近くには高校もあって心配性の母はそっちに通わせたかったみたいだけど、わたしは訳あって元からの知り合いがいないこの高校に入学した
「あっ、ゆな!おはよー」
ぼーっと歩いてると親友の斎藤真奈がわたしの肩をたたいた
「まな…おはよ〜」
「お疲れですね〜、今日も満員電車?」
「そうだよ〜」
「痴漢されないように気をつけてね〜?ゆなめっちゃ可愛いしスカートもこんな短いんだから」
まなはにこにこ笑いながらわたしの頭をわしゃわしゃと撫でる
2人でそんな会話をしていると周りがざわめき始めた
「あ、悠ちゃんだ♡」
まなはざわめきが聞こえる方を向くと嬉しそうにそう呟いた
わたしもそちらを向くと“悠ちゃん”が愛称の数学教師佐藤悠と取り巻きの女の子達がいた
