
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第3章 “秘密”の正体
母がドアを開けるとそこには……
佐藤先生が立っていた
「な、なんで…!?」
「あら〜、悠くんお久しぶり〜」
母は佐藤先生に微笑みかける
『遅くなってしまい申し訳ありません、母共々…今日からお世話になります』
「しっかりしちゃって〜ふふっ、早く中に入って」
母は佐藤先生を招き入れる
「お母さん…どういうこと…!?」
「由奈、小さい頃からお兄ちゃん欲しがってたでしょ!」
そういうことじゃないんだけど…!
「驚かせちゃってごめんなさい…悠はわたしの息子なの」
遥香さんがわたしにそう言うと佐藤先生がわたしを見つめる
『田中さん、これからよろしくね』
